【ボートレース】2度目の優出へ気合十分の大塚雅治~芦屋ルーキーシリーズ
◆ルーキーシリーズ第20戦(24日・ボートレース芦屋・2日目) 大塚 雅治(27)=東京(3日目7、12Rに出走) ダッシュ枠だった初日は伸びに寄せた調整で臨んで2、3着とまとめた。かなり気配も良さそうだったのだが、2日目は1号艇の1走だったこともあって出足や回り足重視の調整に切り替えた。「手前を意識していて良かったですね」とこれが奏功。コンマ03の快ショットから1Mを先まいすると、いい角度で差してきた石本をターン後に振り切って2Mも先まいに成功。24日は27歳の誕生日で、芦屋初1着で自ら花を添えた。 師匠は同じ神奈川県出身の多羅尾達之だが「ペラは佐藤大佑さんに教えてもらったりもしています」と、貪欲に先輩にアドバイスを求める。佐藤と言えば伸び特化の調整にも定評がある選手で、初日の伸び型はその教えに沿ってのものだった。 今節が11月から始まっている今期初戦で、まだ事故点は付いていないものの、前期最終節だった前節の桐生でF。その休みは未消化で、今節の後に若松を走ると、ペナルティーで休みに入って復帰は1月になる。それでいて鋭いSを踏み込めているのは、仕上がりの後押しが確かにある。 3月浜名湖での初優出のあとは優勝戦に乗ることができていないが、「最近の調子は悪くない」と手応えはある。「今節はエンジンがいいし、気持ち良く正月を迎えたいですね」と休み前にしっかりと稼ぐつもりだ。2度目の優出を目指して力走する。
報知新聞社