【母子家庭の平均年収は?】衆院選東京17区は平沢勝栄氏が無所属で当選 2位の国民民主党・円より子氏と政策を比較
第50回衆議院選挙の投開票が2024年10月27日に行われました。自民党と公明党の与党が過半数割れし、激震が走っています。 ◆【写真】ひとり親世帯の支援策一覧を見る 衆院選東京17区振り返り 10月1日に就任したばかりの自民党・石破茂首相が早くも窮地に立たされています。 今回の衆院選では、政治改革や経済対策、外交、子育て支援など、さまざまなトピックが争点となりました。 東京都第17区(葛飾区)では、前職の平沢勝栄氏が無所属で出馬し、10期目の当選を果たしました。2位の国民民主党・円より子氏に約1万2000票をつけました(円氏は比例で復活当選)。 そこで今回は、平沢勝栄氏と円より子氏の情報を振り返ります。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
東京都第17区候補者・平沢勝栄氏の基礎情報
平沢氏は終戦直後の1945年9月、岐阜県に生まれました。東京大学法学部卒業後、警察庁に入庁。 アメリカ・デューク大学院に留学し修士課程修了。岡山県警本部長、警察庁長官官房審議官などを経て、1996年に衆議院議員に初当選しました。 復興大臣・福島原発事故再生総括担当大臣、内閣府副大臣、自民党政治制度改革実行本部長などを歴任しました。 今回の政策では、政治資金の問題について「しっかりと改めて再出発」と明言。 また災害対策や防犯対策の強化、中小零細企業や商店街の活性化、日米関係の強化、東アジア地域の安全と安定も掲げました。 今回の選挙は無所属から出馬し、6万4495票を集め、10期目の当選を果たしました。
平沢勝栄氏が掲げる中小零細企業の活性化について
平沢氏は日本経済の持続的成長のため、中小零細企業の雇用と所得を増やすことを公約にしました。 厚生労働省の「2024年民間主要企業春季賃上げ要求・妥結状況」によると、大企業の賃上げ率は5.33%です。 一方で日本商工会議所が発表した2024年度「中小企業の賃金改定に関する調査」によると、2023年4月と2024年同月を比べた正社員の賃上げ率は加重平均で3.62%、従業員数20人以下の企業では3.34%という結果に。 規模が小さい会社ほど、賃上げの動きは進んでいないのが現状です。 雇用についても、中小企業庁が発表した2024年版「小規模企業白書」によると、中小企業はコロナ禍から売上高が回復する中で、人手不足が深刻化しています。