T・ヘルナンデス ドジャースと決別か…「溝を埋められない」SNSアイコンも意味深変更
ドジャース・大谷翔平投手(30)の相棒としても知られる人気者、手オスカー・ヘルナンデス外野手(32)の去就が不透明となってきた。 FA市場の目玉だったフアン・ソト外野手(26)のメッツ移籍が決まり、最大の山場を越えた。ドジャースもオファーをかけていたソトの新天地が決定したことで、残留を熱望していたT・ヘルナンデスとの再契約も一気に加速するとみられていた。ところが、米スポーツ専門局「ESPN」のアルデン・ゴンザレス記者は9日(日本時間10日)に別の見解を示した。 「溝を埋められないでいる」 移籍情報に詳しい米メディア「トレード・ルーマーズ」は「前回、ヘルナンデスがフリーエージェントで悔しい思いをしたことを考えれば、今回の彼が早期決着を望むことは理にかなっている。この1年間の好調ぶりを踏まえれば、当然のことながら適正な市場価値を求めるだろうし、目の前に提示されたどんな契約でも受け入れるつもりはなかったはずだ」と指摘した。 昨オフにマリナーズからFAとなったT・ヘルナンデスの交渉は年をまたぎ、ドジャースとの1年契約がまとまったのは今年1月上旬。今季は154試合に出場して打率2割7分2厘、33本塁打、99打点で4年ぶりのワールドシリーズ(WS)制覇に大きく貢献した。ドジャースとは交渉を続けてきているものの、強打の外野手を求めてソト争奪戦に参戦して敗れたヤンキースやブルージェイズもT・ヘルナンデスに関心を示していると伝えられている。 MLB公式サイトも「『ドジャースとの再契約が濃厚』と言えるような状況ではなくなってきていることは間違いない」と報じた。 当のT・ヘルナンデスは自身のXのプロフィル写真を変更。WSの優勝トロフィーを掲げるものからドジャースのユニホームを着ていない写真に変えた。この行動に「エッセンシャリースポーツ」は「ドジャースの再結成の夢に大打撃」「これは何かのサインなのだろうか? 彼は他のチームに対して『もう準備はできている』とほのめかしているのかもしれない」と伝えている。 大谷が本塁打を放てば、ベンチ前に飛び出して満面の笑みを浮かべながら〝ひまわりシャワー〟で出迎えていたT・ヘルナンデス。そんなほほえましい光景も、もう見られなくなってしまうのか。
東スポWEB