尹大統領「非常戒厳」宣言…その時、名指しされた「逮捕対象者」9人の名前
【12月06日 KOREA WAVE】韓国・国家情報院(国情院)のホン・ジャンウォン第1次長は6日、「非常戒厳」発表直後にユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領が電話で「この機会にすべて捕まえて整理しろ」と指示し、国軍防諜司令部を支援するよう命じたと明らかにした。 ホン次長は同日、シン・ソンボム情報委員長との面談の場でこのように発言したと、情報委員会所属の野党幹事であるキム・ビョンギ議員(共に民主党)が伝えた。 この時、ユン大統領は「国情院にも対共捜査権(国家保安法違反のスパイ活動などを捜査する権限)を与えるから、まず防諜司令部を支援しろ。資金が必要なら資金を、人員が必要なら人員を無条件で支援しろ」と述べたという。 大統領との通話直後、ホン次長はヨ・インヒョン防諜司令官に電話をかけ「何を支援すればよいか」と尋ねたところ、ヨ・インヒョン氏は「逮捕班が(国会に)出向いているが所在が把握できない」とし、「逮捕対象者の名簿を読み上げるので位置追跡をしてほしい」と求めた。 この時、伝えられた名簿には▽「共に民主党」のイ・ジェミョン(李在明)代表▽ウ・ウォンシク(禹元植)国会議長▽与党「国民の力」のハン・ドンフン(韓東勲)代表▽「共に民主党」のキム・ミンソク(金民錫)最高委員▽「共に民主党」のパク・チャンデ(朴賛大)院内代表▽「共に民主党」のチョン・チョンレ(鄭清来)議員▽野党「祖国革新党」のチョ・グク(曺国)代表▽ラジオDJのキム・オジュン氏▽キム・ミョンス元最高裁判事――の氏名があったという。 ホン次長はこうした話を聞いたあと「狂っていると思った」と述べ、それ以上はメモしなかったと語った。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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