クマとの遭遇は不可避か? 万全の熊害対策で必携の「大音量ホーン」と「熊撃退スプレー」はもはや手放せない
自然の中で過ごすアウトドアで気をつけなければならないのが、野生動物との遭遇です。かわいらしく大人しい動物なら嬉しいサプライズですが、もしも猛獣と出会ってしまったら……。 【写真】山に入るなら必携のクマ撃退アイテムを見る(全7枚) 「SABRE(セイバー)」の熊対策ギア「フロンティアーズマン ベアホーン」と「フロンティアーズマン ベアスプレー」を装備しておけば、万が一のリスクに対応できます。熊鈴やホイッスルと合わせて装備しておくことで、リスク軽減につながります。
800m先まで届く大音量で熊の接近を防ぐ
「ベアホーン」は、熊の生息エリアに進入する際に定期的に鳴らして使用することで、人間の存在を知らせ、熊との遭遇を未然に防ぐアイテムです。熊だけでなく、イノシシなどにも効果的。 ホーン上部についたロックボタンを押している間、音が出る仕組み。大音量(115デシベル)で、最大804m先まで音が届きます。野生動物がどこに存在しているか人間には察知できませんから、定期的に鳴らすことでお互いの距離が詰まることを防げます。
高濃度トウガラシ成分を10m先まで噴射
「ベアスプレー」は、強力な熊撃退成分を配合した熊避けスプレーです。トウガラシ抽出成分「カプサイシン」を、高濃度で配合。熊の眼・鼻・口に吹きかけることで、熊を怯ませ、その間に逃げることができます。 272mlタイプと、234mlタイプの2種類。噴射距離は、272mlタイプが最大10.5m、234mlタイプが最大9mで、距離を取りながら熊撃退に使えます。 絶対に起きてほしくないシチュエーションですが、もしも熊と遭遇してしまったら、可能な限り風上に立ち、しっかりと熊の眼・鼻に狙いを定めて噴射レバーを押します。 スプレーは約5秒で空になりますから、確実に狙いながら、再噴射も想定して噴射時間の調整が必要です。
専用ホルスターが遭遇時の素早いスプレー準備をサポート
遭遇時に、すぐスプレーを取り出せることも重要。オプションの携行用ベルトホルスターも着用しておけば、素早い準備につながります。 ですが、スプレー使用シーンはないに越したことはありません。熊鈴やベアホーンを効果的に使い、遭遇しない行動を心掛けることが、何よりも大切です。
ソトラバ編集部