「エアコンの暖房」と「サーキュレーター」を併用すると、電気代はどれくらい安くなる? FPが計算してみた
節約できる電気代を計算してみた
上記の実験結果から、エアコン+サーキュレーターで10%消費電力を削減できることが分かったので、具体的にいくら節約できるのか計算してみましょう。 1時間あたりの電気代は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」の1kWhあたり31円(税込、以下同)を用いて計算します。 エアコンの電気代 エアコンはパナソニックの「エオリアJシリーズ 2024年モデル 14畳」を参考にすると、暖房時の消費電力は1400Wとなっており、1時間あたりの電気代は43.4円となります(出典:パナソニック)。1日10時間使用した場合の1カ月の電気代は、1万3020円となります。 サーキュレーターの使用で10%削減できると考えると、 ・1万3020円-1302円=1万1718円 エアコンとサーキュレーターを併用した場合の1カ月の電気代は、1万1718円となります。 サーキュレーターの電気代 一般的なサーキュレーターの消費電力は25W程度です。1時間あたり約0.78円です。1日10時間使用した場合の1カ月の電気代は、234円となります。 節約できた電気代 サーキュレーターを使用したことでエアコンの電気代が1302円減ったのに対し、サーキュレーターの電気代は234円なので、1カ月で1068円の電気代が節約できたことになります。年間にすると1万2816円の節約となるので、決して小さくはない金額です。
エアコンとサーキュレーターの併用効果は冬の方が高い
サーキュレーターは夏場に使うイメージがありますが、電気代は暖房の方がかかるので、サーキュレーターを使ってエアコンの設定温度を下げる(上げる)ことによる節約効果は、冬場の方が高くなります。夏にサーキュレーターを使っていたけれど、片づけてしまったという人は、ぜひこの冬も使ってみてください。暖房効率を上げて電気代を節約しましょう。
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