【競輪】小林覚が今期で39年の選手生活にピリオド「寂しさで胸を引き裂かれる思い」／松山ミッド
＜松山競輪：ミッドナイト競輪＞◇F2◇2日目◇25日 小林覚（61＝神奈川）が今期で39年の選手生活を終える。今場所は初日チャレンジ予選が7着。この日は一般1Rで5着だった。 85年に花月園でデビュー、87年にS級で初勝利を挙げ、54歳までS級で活躍してきた。一番の思い出は、91年高松G1オールスターで決勝進出を決めたことだという。 さまざまな思い出が頭を駆け巡る。「残りのレースで競輪を楽しめる感じはないですね。走るたびに寂しさで胸を引き裂かれる思いです。昔に比べてレース形態が変わって勝てなくなったし、チャレンジになってから代謝が気になるストレスはきつかった。ただ、この年まで走れたことに関しては、幸せを感じています。来年の予定はまだ決まっていません。しばらくはゆっくりします」。遠くを見ながら、しんみり話した。
