【いま力をもらえる本】プロが選んだ、女性として“心に響く”3冊|VERY
松尾亜紀子さん選書3選
『ディア・マイ・シスター』 チェ・ジニョン 著(亜紀書房/¥2,200) 他者に起きた暴力に無関心でいることは、暴力に加担すること。性暴力がもたらす恐れや怒りを切々と綴る物語。 『ホームレスでいること:見えるものと見えないもののあいだ』 いちむらみさこ 著(創元社/¥1,540) 現代社会の中で、見えているのに見えないことにされ、隠され、消されているものについて読者に問いかける一冊。 『帝国主義と闘った14人の朝鮮フェミニスト~独立運動を描きなおす~』 ユン・ソンナム 絵、キム・イギョン 著、ソン・ヨノク、キム・ミヘ 訳(花束書房/¥2,750) 日本帝国主義と家父長制に抑圧された朝鮮女性たちが、自由を切望し性差別とも闘う様を描く歴史ノンフィクション。 PROFILE フェミニスト出版社「エトセトラブックス」代表。雑誌「エトセトラ」を年2回発行。2021年に、東京新代田でフェミニズム書を集めた同名BOOKSHOPをオープン。 撮影/西原秀岳〈TENT〉、SAMSON YEE 取材・文/有馬美穂 編集/中台麻理恵 *VERY2024年12月号「力をもらえる一冊、教えてください『VERYママ書店』」より。 *掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。