加藤和樹が再演「裸足で散歩」で真摯に向き合うコメディー作品の魅力とは
――舞台人として、これからの目標や、チャレンジしてみたい役はありますか? 「年齢を重ねると、その時にしかできない役や、その年齢になったからやれる役がありますよね。これから役の幅がもっと広がったらいいなとは思います」 ――ありがとうございます。では最後に、ポール役にちなんだ質問です。加藤さんご自身がポールのように『頑固過ぎる/真面目過ぎるのでは?』と思ってしまうようなこだわりはありますか? 「僕もどちらかというと真面目と言われるほうなので、ポールには親近感が湧きます。普段あまりこだわりを持たない人間なんですけれど…時間には結構こだわりが強くて。昔大遅刻をしてしまったことがあって、それ以来10分、15分前行動を心掛けています。プライベートの約束でも、連絡なしに遅刻してくる人はちょっと苦手ですね。人それぞれのペースがあるとは思いますが、時間を厳守するっていうこだわりだけは人一倍強いかもしれないです」
【プロフィール】
加藤 和樹(かとう かずき) 1984年10月7日生まれ。愛知県出身。近年は、日本テレビ開局70年記念舞台「西遊記」、ブロードウェイミュージカル「カム フロム アウェイ」、ドラマ「青春ミュージカルコメディ oddboys」(テレ東系)などに出演。2025年1月からはミュージカル「ラブ・ネバー・ダイ」が控えている。
【作品情報】
舞台「裸足で散歩」 ●スタッフ 作:ニール・サイモン 翻訳:福田響志 演出:元吉庸泰 ●キャスト ポール・ブラッター:加藤和樹 コリー・ブラッター:高田夏帆 電話会社の男:福本伸一 ヴィクター・ヴェラスコ:松尾貴史 バンクス夫人:戸田恵子 ●スケジュール 2024年9月27日(金)~2024年9月29日(日) 大阪・サンケイホールブリーゼ 2024年11月8日(金)~2024年11月19日(火) 東京・銀座 博品館劇場 ほか ※茨城、神奈川、静岡、北海道、宮崎、大分、宮城、愛知、香川公演あり
取材/実川 瑞穂 文/本多 恵 撮影/尾崎 篤志 ヘアメーク/村田 樹