STU48・中村舞 初写真集「嫌いの反対」発売 「今この活動を楽しんでいる姿を見せないと失礼」
STU48の中村舞(25)が、初写真集「嫌いの反対」(宝島社)を発売した。加入6年目となったグループの活動としては6月にリリースした初アルバム「懐かしい明日」のリード曲「愛の重さ」で初単独センターを務めるなど、中心メンバーとしての覚悟を語った。 【写真】笑顔でポーズ キュートすぎる中村舞 念願の写真集をうれしそうに眺めた。「やっぱりアイドルをやっていて夢だった。現物を目の前にして実感が湧いています」。自然豊かな出身地の愛媛で撮影し、こだわりの一冊に仕上げた。 STU48として初アルバムのリード曲では、センターを担当。「プレッシャーは感じずに挑めています」と気負いはなかった。3月には前キャプテンの今村美月が卒業するなどグループとしても変化の時を迎えた。「どうしたらライブでも良くなるかと話すことが増えました」と、人気メンバーとなっても貪欲な気持ちは忘れない。 STU48の1期生オーディションに不合格となるなど、憧れのアイドルになるまで挫折を味わった。それでも「自分は粘り強い人間。一度目指したものはあきらめきれなかった」とドラフト3期生として加入を勝ち取り、今ではシングル7作連続選抜入りしている。 加入当初は「メンバーは比べられることが多く、いろいろな数字を気にしてそれで自分の中で価値を決めてしまっていた」そして気にしすぎるあまり「気持ちがどん底まで落ちた」と振り返る。それでもファンは変わらず応援を続けてくれた。「どん底の時にファンから、私の存在が本当に生きる理由になっているんだよって言われたことがあって、それがうれしくて。必要とされているんだって思えた。その言葉は忘れられない」と変わるきっかけとなった。 そこからは一つ一つのステージを大切にしてきた。「ファンの人は本当に自分のことを好きで見てくれている。今この活動を楽しんでいる姿を見せないと失礼だと思った」。アイドルとして重要なことを取り戻した。 今後、個人としてはソロ公演開催を目標に掲げる。グループとしても「満足していない。全国的にももっと知ってほしいし、それで地元にも恩返ししたい」と決意。「ファンに彩りを。楽しいって思ってもらいたい」とさらなる飛躍を目指す。 ◇中村舞(なかむら・まい)1999年4月4日生まれ。愛媛県西予市出身。18年に「第3回AKB48グループ ドラフト会議」でSTU48に第1巡目で指名される。6月に初アルバム「懐かしい明日」のリード曲「愛の重さ」で単独センターに選出。愛称は「舞Q」。特技はクラシックバレエ。身長163センチ。血液型0。