田中碧が出場しなかったことにホッとした? リーズ地元紙は怪我しないでとヒヤヒヤ「田中の出番がなかったことは負傷者対策として前向きなニュース」
リーズにとって田中は絶対欠かせない戦力
現在の日本代表ではリヴァプールの遠藤航、スポルティングCPの守田英正がボランチのファーストチョイスとなることが多い。中盤で相手を潰せる絶対的リーダーの遠藤と、より攻撃面でインパクトを与えられる守田の組み合わせは理想的だ。 その2人とポジションを争うのは、イングランド2部のリーズ・ユナイテッドで高い評価を得ている田中碧だ。すでにリーズでは主力となっており、10月にはチームの月間MVPにも選ばれた。 ただ、日本代表では遠藤と守田の控えとなるケースも多い。これも日本の層の厚さを示していると言える。もちろん田中はスタメン奪取を望んでいるはずだが、リーズ側の考えは異なる。日本は15日に2026ワールドカップ・アジア最終予選でインドネシアと対戦したが、田中はこの試合で出番がなかった。英『Yorkshire Evening Post』は、田中が出場しなかったことを喜んでいるのだ。 というのも、現在のリーズではMFイーサン・アンパドゥ、イリア・グルエフが負傷離脱しており、田中とジョー・ロズウェルがボランチを務めている。今この2人を失うわけにはいかず、田中が代表戦で負傷するのは最悪なシナリオになるというわけだ。 「田中はイングランド2部でインパクトを残しているが、日本代表では遠藤と守田の後陣を拝している。しかしリーズから見れば、インドネシア戦で田中の出番がなかったことは負傷者対策として前向きなニュースだろう。アンパドゥとグルエフは年明けまで復帰する予定がなく、田中の重要性は明らかだからだ」 リーズとしては日本代表に招集された田中に関してヒヤヒヤしていることだろう。それだけリーズにとって田中が重要な存在というわけだが、果たして20日の中国戦はどうなるか。
構成/ザ・ワールド編集部