もうすぐ児童手当が拡充へ。高校生の子どもがいる世帯・第3子がいる世帯の変化
児童手当の変更点③支払月の増加
2024年10月以降から、児童手当の支給月が「6回」に増加します。 現行の児童手当では、支給月が2月・6月・10月の「3回」でしたが、拡充後は2月・4月・6月・8月・10月・12月の「6回」に分けて支給されることになります。 【児童手当の支給月】 ・現行:2月・6月・10月(4ヶ月分を支払) ・2024年10月以降:2月・4月・6月・8月・10月・12月(2ヶ月分を支払) これまでは4ヶ月分をまとめて支給していましたが、拡充後は2ヶ月分ずつの支給となるため、月々の教育費の補助として活用しやすくなるでしょう。 ●拡充後初めての支給月は「12月」 2024年10月から変更となるため、「拡充後初めての児童手当の支給は10月」と思ってしまいますが、拡充後初めての児童手当の支給は「12月」です。 児童手当は「後払い」となっており、各前月までの児童手当が対象の支給月に支給されます。 ・2月:12月・1月分の児童手当が支給 ・4月:2月・3月分の児童手当が支給 ・6月:4月・5月分の児童手当が支給 ・8月:6月・7月分の児童手当が支給 ・10月:8月・9月分の児童手当が支給 ・12月:10月・11月分の児童手当が支給 上記から、拡充後となる10月の児童手当が支給されるのは12月となるため、留意しておきましょう。
児童手当の拡充!内容をおさらいしておこう
本記事では、2024年10月から変更となる「児童手当の拡充内容」について詳しく紹介していきました。 児童手当の拡充が迫ってきているため、拡充後の内容をしっかりとおさらいしておきましょう。 特に高校生の子どもがいる世帯・第3子がいる世帯にとっては、トータルで受け取れる児童手当額が増額するため、「どのくらい増額するか」「増額分を何に充てるか」など、事前にシミュレーションしておくことをおすすめします。
参考資料
・厚生労働省「「こども未来戦略方針」~ 次元の異なる少子化対策の実現のための 「こども未来戦略」の策定に向けて ~」 ・こども家庭庁「児童手当制度のご案内」 ・こども家庭庁成育局成育環境課児童手当管理室「全国こども政策主管課長会議」
太田 彩子