靴下のTabio、社名の由来は奥田民生さん? 社長に確認したSNS担当者「よく今まで黙っていたなと」
靴下専門店を展開するTabio(タビオ)の社名の由来が、注目を集めています。ミュージシャンの奥田民生さんが関係しているというのです。真偽を社長に確認したというタビオのSNS担当者を取材しました。
ダンからタビオに
2006年に「ダン」から社名変更して現在に至るタビオ。 そもそも、ダンという社名もユニークな由来があります。 「靴下専門卸問屋を始める際、創業者が『男一匹で始めるからには〝男〟に』と言ったのがきっかけだそうです」 そう話すのは、タビオのX(旧ツイッター)アカウントを担当している「1号」さんです。 漢字で男なんてのはおかしいということで、アルファベットで「dan」とすることに。 というのも、英語の「ダンディ」は「男前」のことだから、語尾の「ディ」をとったら「男」になる、と思っていたそうです。
タミオとタビを足すと
タビオの公式ページでは、現在の社名の由来についてこう説明しています。 「『The Trend And the Basics In Order(流行と基本の秩序正しい調和)』の頭文字をとったもの」 「Tabioをはいて地球を旅(タビ)しよう、足袋(タビ)の進化形である靴下をさらに進化させよう、という意味が込められています」 そんな社名の由来について先日、奥田民生さんとの関係について触れた記事が配信されました。 記事の中で答えているのは、タビオの社長・越智勝寛さん。 当時商品本部長だった越智さんが、他のメンバーと新ブランドの名称を考える中で、こんな意見が出たそうです。 「奥田民生さんに履いてもらえるようなブランドがいい。タミオはどうか?」 民生さんのことを調べると、「股旅」というアルバムを出していることがわかります。 そこで、「タミオ」と「タビ(旅)」をかけ合わせて「タビオ」が生まれたというのです。 この記事の配信後に、タビオがYouTubeにアップした動画では、経緯がより詳しく説明されています。 男性用ブランドの名称として採用されたものの、しばらくして利用されなくなったタビオ。 その後、ロンドンの店舗名として使われ、社名変更検討時の案の一つとして浮上。 社員投票の結果、有力とみられていた「靴下屋」などを抑えて1位となり、新社名に採用されたそうです。