【福岡ボート(サマータイム)一般】花田凱成 初の予選突破へ闘志満々
<17日・福岡ボート・3日目> 何とか踏ん張った。2日目に3コースまくりを決めて当地初勝利を飾った花田凱成(25)=福岡=は、1回走りだった3日目5Rで何とか道中を粘り切り4着を確保。ここで大敗を喫すると、2日目の2走2連対で高まった予選突破の機運がしぼむところだっただけに、価値ある4着となった。 機力には手応え十分。前節の良機シリーズで追加ながら竹下大樹が好気配だった75号機は、低調機シリーズの今節なら威張れる代物。「BSでの中間速や伸びがいいし、出足や回り足も悪くない」。良艇168番もセットされているとあって、さらなる上積みの可能性も。戦闘態勢は十分に整っている。 今期(5月~)はF持ちではないが、妨害等の事故がかさんで事故率は高め。「Sは無理できない」とSに関しては慎重だが、ここまで来れば気持ちは前のめりになっている。「でも、せっかくのチャンスなんで、初めて準優に乗ってみたい。Sも行ける範囲で踏み込んでみます」 今期は現在勝率3.35と前期の適用勝率の2.07から1点以上もアップ。131期の養成所時代は6点勝率をマークした好素材で、来期はさらなる飛躍が見込める。「来期に向けて自信を付けたいので、準優の空気を味わいたい」。自らの未来を切り開くためにも、予選突破へのノルマの2走12点を何としてももぎ取ってみせる。(森 大輔)