Jリーグ通イタリア人が厳選! 2024年Jリーグベストイレブン【SB】「アシスト製造マシン!」「当然の結果だ」
最後のチャイムが鳴り、学校が終わる。1年間の努力、喜び、悲しみ、成功、そして挫折を経て、一年を振り返る。それは、長く激闘が繰り広げられたJリーグのシーズンの終わりにも同じことが言えるだろう。僕は2024年のJリーグでの「ベストイレブン」を選出し、自分なりの理想的なフォーメーションは4-4-2で組むことにした。(選出・文:アレックス・シルヴェストリ、翻訳:佐藤徳和) 【画像】2024年Jリーグベストイレブンのフォーメーションはこちら!
左サイドバック:初瀬亮(はつせ・りょう) 生年月日:1997年7月10日 所属クラブ:ヴィッセル神戸 2024リーグ戦成績:35試合0得点7アシスト 左サイドバックに僕がチョイスしたのはヴィッセル神戸の初瀬亮。神戸はこの2024年シーズンにJリーグと天皇杯の2冠を達成した王者だ。 初瀬は、まさに"アシスト製造マシン"と言える存在。優れたピッツァ職人が「マルゲリータ」「クアットロ・スタジョーニ」「カプリッチョーザ」といった美味しいピッツァを次々と焼き上げるように、初瀬も何度も見事なパスを繰り出し、チームメイトがゴールに繋げた。 初瀬は2024年のシーズンをリーグ戦7アシストで終え、アシストランキングのトップである10アシストに迫る成績を残した。つまり、今季の神戸のフォワード陣が多くのゴールを決めることができたのは、初瀬のおかげでもあると言える。彼が僕のベストイレブンに選ばれるのも当然の結果だ。 選定:アレックス・シルヴェストリ トスカーナ州ペッシャの出身。『ピノッキオの冒険』の作者カルロ・コッローディが生を受けた村の近くで生まれ育ち、現在は同州のルッカに在住。Jリーグの黎明期から試合を観ている大の日本サッカー通で、サムライブルーとなでしこジャパンの試合も欠かさない。鹿島アントラーズとカマタマーレ讃岐、そしてユヴェントスのファン。好きな選手は鈴木優磨。キャプテン翼やSLAM DUNKなど、日本のアニメにも詳しい。好きな日本食はオニギリとタコヤキ。
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