サカナクション山口一郎 小学生時代から悩まされる「猛烈な痛み」を明かす 薬が入手困難で「残酷だ」
うつ病を公表している5人組ロックバンド「サカナクション」のボーカル・山口一郎(44)が22日までに自身のインスタグラムを更新。長年悩まされている頭痛についてつづった。 【写真あり】山口一郎 これまでの作曲は部屋に閉じこもり「Wi-Fi遮断、仮眠だけ、連絡を取らず」も…うつ病で変化 山口は「僕はずっと群発性頭痛に悩まされてきた。この頭痛は、周期的にとんでもない痛みが一定期間続くという地獄のような病だ。目の裏を小人が針で突っついてくるような猛烈な痛み」と症状について説明。 「初めてあの恐ろしいほどの頭痛に襲われたのは小学校の頃。グラウンドで鬼ごっこをしていた時だ。全速力で鬼から逃げ切ったあと、右目の奥が心拍数の上がった心臓の鼓動と同調するようにズキンズキンと痛みだし、それから経験したことのない痛みに達するまで、あっという間だった。そして最終的には鉄棒の陰で吐いた」と子ども時代の壮絶な経験を振り返った。 「昔は原因不明の頭痛として、ただ我慢するしかなかったが、東京に来てからこの頭痛の原因が群発性頭痛だということを知り、素晴らしい医師との出会いもあり、様々な対処法を駆使し乗りこなしてきた」と、現状を明かした。 しかし、「その時から大人になった今も2、3年周期で群発期が訪れていたのだが、今年か来年がその年だった。歳を取るとその周期が長くなったり、群発性頭痛自体が治る場合もあるようで、少し楽観的に構えていたのだが、一昨日、また群発頭痛の発作が起きてしまった。最悪だ。しかもこの頭痛にはイミグランという薬が有効なのだが(個人によるが僕には効いた)なんと、その点鼻薬が出荷停止中らしい。うつ病と付き合いながら歌詞を書き上げなくてはならない上に、群発頭痛の発作にも怯えなくてはならない。しかも頼みの綱の薬も入手困難。あまりにも残酷だ」と、薬が手に入らない状況であることを明かした。 ファンから「痛みが少しでも和らぎますように」などの心配の声が寄せられた中、山口は「だが、これだ。この追い詰められているこの感じ。これをも乗りこなしてこそ、平然と生きて、書いてこそ、新しい自分が完成するのだと確信した。やるしかない」と前を向いた。