【陸上】マラソン前世界記録保持者・キプチョゲがユネスコ親善大使に就任
10月9日、男子マラソンのE.キプチョゲ(ケニア)が国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の親善大使に着任し、セレモニーがケニア・ナイロビで実施された。任期は2年間。 キプチョゲがパリを「最後の五輪」に 初の途中棄権で3連覇逃し「最悪のマラソンだったが、それが人生」/パリ五輪 主に環境や教育分野においてキプチョゲが自身で財団で行っている取り組みがユネスコの価値観に合致するとして、パートナーシップの構築に至ったことが公表されている。 現在39歳のキプチョゲはリオ、東京五輪の金メダリスト。22年に当時の世界記録2時間01分09秒をマークし、現在は歴代2位の記録となっている。 また、キプチョゲは10月12日、ブランドアンバサダーを務めるオランダの飲料メーカーがケニアに建設した生産施設のオープンを記念したセレモニーの様子をSNSに投稿した。この取り組みでは飲料が販売ごとにキプチョゲの財団へ寄付され、地域社会の成長促進に寄与することが飲料メーカーから発表されている。 8月のパリ五輪では3連覇を目指したものの途中棄権。周囲からは引退も取りざたされているが、休暇を経て練習を再開したことを明らかにしている。