グッチの新提案、バッグは「大小2個持ち」で おしゃれ感と機能性の両立でムードも操る
■100年超の歴史 2024年で日本上陸60周年に
「グッチ」は1921年、創設者のグッチオ・グッチがイタリアのフィレンツェ市でラゲージの工房と店舗を構えたことに始まる老舗のラグジュアリーブランドです。 竹製のハンドル を備えたハンドバッグや、ホースビット(馬具のハミ)のモチーフをあしらった靴などで知られています。アルファベットの「G」2個を組み合わせた「GGパターン」も有名。2024年はグッチの日本上陸60周年に当たります。 2025年クルーズ コレクションでクリエイティブ・ディレクターのサバト・デ・サルノ氏は英国とイタリア、イブニングとデイリーといった、互いに異なる要素を交わらせ、様々な二面性を打ち出しました。 端正な仕立てのアウターは透けるシフォンやレースのボトムスとマリアージュ。クラシカルなハンドバッグは現代的にリモデルしています。 ◇ ◇ ◇
■新テクニック「バッグ2個持ち」、手軽にトライ
荷物が多い日の非常手段だったバッグ2個持ちは、いまやおしゃれの新テクニックへと意味合いを変えつつあります。 動きや立体感を加えるほか、テイストを重ねたり彩りを添えたりと、使い勝手は多彩。バッグを1個足すだけのお手軽テクニックだから、自分好みの「2個持ち術」を取り入れてみてはいかがでしょう。 文:宮田理江(ファッションジャーナリスト)
宮田理江
トレンド情報や着こなし解説、コレクションリポート、スタイリング指南をメディアや個人サイトで幅広く発信。異なるテイストのミックスコーディネートが得意。自らのテレビ通販ブランドを持つ。ディレクション業務、イベント登壇もこなす。毎日ファッション大賞選考委員。 ※この記事は「THE NIKKEI MAGAZINE」の記事を再構成して配信しています。