ド軍マエケンが2年目に用意した約5キロ増量の肉体改造と新球カッター
ドジャースの公式ホームページは、2年目のシーズンを迎えるドジャースの前田健太(28)が体重を増やす肉体改造を終えて良好なコンディションでキャンプインしたと伝えた。 「前田は、筋肉で10ポンド(約4.5キロ)増やした。コンディショニングの改良と栄養計画のおかげでもある。彼は新しいカッターの握りにも根気強く取り組み、彼の投球レパートリーに加えてきた」と、マエケンが2017年シーズンに向けて肉体改造&新球という2つの準備をしてきたことを紹介した。 前田自身も、公式ホームページの取材に対して、「イニングが進んでいくごとに、ピッチングがより難しくなってくることを学んだ。もっと長いイニングを投げさせてもらうためには、信頼されることが必要だということも学んだ。今年はもっとイニング数を投げたい。もちろん1試合で長いイニングも投げたい。ローテーションを守って、他の投手と同じように扱われたい」と話したという。 マエケンが体重を増やしたのは、球団側からの提案を受け入れてのことだ。チームは、マエケンが1年目のシーズンで年間通じてローテーションを守ったことは評価しているが、9月からポストシーズンにかけて疲れていたと見ている。昨年、前田はカブスとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第5戦に先発したが、3回2/3、3安打、1失点で降板している。大事な場面で首脳陣からもっと信頼を得たいと考えるのは当然のことだろう。 同記事では、「1年前には175ポンド(約79キログラム)だったが、現在は190ポンド(約86キログラム)近くある。彼のカッターが左打者に効果的なものになることが望まれる」と説明し、左打者対策として、これまでのスライダー、チェンジアップ、カーブにプラスした新球のカッターが効果的になることを期待している。マエケンはカッターでゴロを打たせ、空振りをさせる球としてチェンジアップを使いたいと考えているようだ。