ド軍マエケンが2年目に用意した約5キロ増量の肉体改造と新球カッター
マエケンは故障者が続出した年間を通じてローテーションを守った。 同記事では「前田は、昨シーズン、ドジャースのローテーションで32試合に先発し、16勝、175回2/3を投げ、179奪三振。ナ・リーグの新人王レースでは3位だったが、それ以上の貢献を見せた」と振り返っている。さらに前田が広島時代には4シーズン連続で、200イニング以上を投げていたが、ドジャースでは前田の入団時の身体検査の結果から、ひじや肩の故障への懸念から、慎重な起用法になっていたことも付け加えた。 体重を増やし、カッターも加えた2年目の今シーズンは終盤からポストシーズンに入ってもバテることなく、昨年以上にチームに貢献して欲しいと期待が高まっているということだろう。 同記事では前田がキャンプに先駆けて自主トレを行ってきたことについても紹介している。 「キャンプが始まる1か月前にドジャースタジアムでトレーニングをしていた。彼が、昨年のこの時期に(トレーニング以外のことに)忙しくしていたのとは大きな違いだ」。 マエケンは、すでにドジャースタジアムでのトレーニング中に、3度ブルペンに入り、キャンプインしてからも、ブルペンで30球を投げたという。 マエケンは、公式ホームページの取材に対し、「今年はとてもスムーズです。昨年は、自分の練習でいいリズムをつかめなかった。どうすればよいのか分からないことがたくさんあった。今年は自分のやりたいことができているし、他のこともうまくやれている。今年は自分が何をしているかの手応えがある」と話した。そして前田は、「今年の最大の目標はもっとイニングを投げること」と、200イニング達成を目標を掲げた。 1試合で長いイニングを投げ、打線との対戦が3巡目ともなれば、相手の打者も適応し、抑えるのが難しくなる。それでも前田は公式ホームページに、「今年は打者の傾向も分かり、より効果的な攻めの投球をする」と2年目の手応えを話している。28歳にしてダルビッシュ並みの肉体改造に取り組み、新球にも挑戦するマエケンの2年目のシーズンのさらなる飛躍に期待してよさそうだ。