友野一希「出せる全てを出してトップ目指したい」地元・大阪での全日本「自分も一番乗れたら」
◆フィギュアスケート ▽世界選手権代表選考会 全日本選手権 練習日(19日、大阪・東和薬品ラクタブドーム) 午後に男子の公式練習が行われ、2022年四大陸選手権銀メダルの友野一希(第一住建グループ)が取材に応じ、「ジャンプの調子も上がってきた。全体のクオリティが上がってきた。会場で聞いて、低音すげえなと。大阪ということで盛り上げていけるように、自分も一番乗れたら。やってきたこと信じて、出せる全てを出してトップ目指したい」と意気込んだ。 この日の練習ではショートプログラム(SP)の曲かけでは冒頭の4回転―3回転の連続トウループを着氷し、続く4回転サルコーは回転が抜けたが、最後のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めた。 男子はベストスコアからもGPファイナル銀メダルの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が優勝候補筆頭。表彰台争いはし烈な争いが予想され、GPファイナル銅メダルの佐藤駿(エームサービス・明大)、三浦佳生(オリエンタルバイオ・明大)、山本草太(中京大)、友野、壷井達也(シスメックス)島田高志郎(木下グループ)らは実力伯仲。4回転を決め、かつミスなく演じきれるかがカギになる。そこに37歳の織田信成(大阪スケート倶楽部)が挑む。 全日本は長きにわたって羽生結弦さん、宇野昌磨さんが連覇し続けてきた。今年は13年ぶりに2人以外から王者が誕生する。
報知新聞社