武装集団が青空駐車場に放火 ハイチ治安回復見通し立たず
ポルトープランス、ハイチ、3月26日 (AP) ― カリブ海の島国ハイチでは、このところ武装集団による暴力沙汰が影を潜めていたが、首都ポルトープランスで3月24日、武装集団が青空駐車場に放火、おびただしい数の車が焼き払われた。 青空駐車場として使われ、小さな店舗や自動車整備工場が入っていたスペースで火災が発生した。 ハイチの新指導者を選出する暫定大統領評議会が、カリブ海諸国の指導者やアメリカ、カナダ、フランスの政府高官と会議を重ねる中で、この放火が起こった。 武装集団は2月29日以降、警察署を焼き払い、首都の主要国際空港に発砲し、国内最大の2個所の刑務所を襲撃して4000人以上の受刑者を解放した。 武装集団のこの攻撃で多数の死者が出ており、治安回復の見通しが立たない中、既に3万3000人以上が首都から避難。米国務省によると、3月17日以降、340人以上の米国人がハイチから退去しているという。 (日本語翻訳・編集 アフロ)