遠藤航は完全アウェーとなる中国戦を警戒 「先に失点すれば難しい展開になる」
【アモイ(中国)18日=西垣戸理大】2026年W杯アジア最終予選C組首位の日本は、19日に中国と第6戦に臨む。この日は試合会場で公式練習と記者会見を行った。敵地での中国戦は2015年8月の東アジア杯以来9年ぶり。当時を経験している主将のMF遠藤航(31)=リバプール=はアウェーの中国戦を警戒した。 大勝した前回の対戦のようにはいかないかもしれない。主将のMF遠藤は、完全アウェーとなる中国戦を警戒した。 「前回は自分たちのホームでアドバンテージを生かしながらいい形で点を取れた。今回は立ち上がりはかなり注意しないといけない。先に失点すれば難しい展開になる」 9月5日の前回対戦(埼玉)では前半に遠藤の先制点から流れをつかみ、7-0と大勝。ただ、何が起こるか分からないのが敵地での戦い。中国でのアウェー戦はハリルホジッチ監督が率いた2015年以来9年ぶりで、当時を知る選手も遠藤のみとなっている。 試合会場の「厦門(アモイ)白鷺体育場」は昨年新設されたばかり。6万人を収容可能で、チケットはすでに完売した。スタンドは相手サポーターが真っ赤に染めることが予想される。 「チームとして最大限の力を発揮して、勝ち点3を取れるように頑張っていきたい」 遠藤が誓った。4-0と快勝した15日のインドネシア戦から2連続での完全アウェー。しかも相手より1日少ない中3日の中、今年最後の代表戦に臨む。 ★日本は独走状態 アジア最終予選C組は、日本が4勝1分の勝ち点13で首位ターンした。得点19で失点1の得失点差18と圧倒している。2位以下はオーストラリア、サウジアラビア、中国が勝ち点6、バーレーンが同5、インドネシアが同3と続く。ちなみに、他の5チームの合計得点が19で日本と同じとなっている。