【最新情報・随時更新】腎疾患で死亡の高齢者 小林製薬の「紅麹」サプリ3年間継続摂取 因果関係疑われる事案として調査 自主回収メーカー問い合わせ一覧
■「紅麹」サプリ3年間継続摂取の高齢者 腎疾患で死亡 2人の死亡事例と106人入院
小林製薬は、生前に「紅麹コレステヘルプ」を摂取していた人が、死亡したと発表しました。事実と因果関係を確認中だということです。 ■【動画で見る】小林製薬「紅麹」サプリ摂取の高齢者が腎臓疾患で死亡 2021年から通販で購入し使用 小林製薬によると、「紅麹コレステヘルプ」を3年間継続して摂取していた高齢者が、腎疾患により死亡したということです。死亡した人は、通信販売で購入した「紅麹コレステヘルプ」を摂取していて、サプリの販売時期は2021年4月~2024年2月です。これらには、小林製薬が、速やかな使用中止を求めている「想定していない成分を含む可能性がある製品の製造番号」が含まれます。 また、厚生労働省は26日に実施された小林製薬へのヒアリングで2人の死亡事例の報告を受けたことを明らかにしました。 これまでに窓口に寄せられた相談件数は、およそ3000件で、入院したのは106人との報告も受けたということです。 これを受け、厚労省は、本社がある大阪市に対し、食品衛生法に基づき3つの製品「紅麹コレステヘルプ」「ナイシヘルプ+(ぷらす)コレステロール」、「ナットウキナーゼさらさら粒GOLD(ゴールド)」の廃棄命令などの措置を取るよう通知。 大阪市は、小林製薬に対して27日この3つの製品の「回収命令」を出しました。 小林製薬は28日、大阪市内で株主総会を開く予定です。 また、4月1日に予定されていた入社式を中止することを発表しています。 新入社員は、グループ会社を含め81人(小林製薬 58人、関連会社23人)で、入社辞退の申し出などは今のところないということです。 式自体は実施しないものの、会議室に新入社員を集め、社長から入社の感謝とともに、今回の問題の経緯などを説明するとしています。
■「未知の成分」特定できず 影響が「紅麹原料」供給メーカーにも拡大
小林製薬は、紅麹原料が入った機能性表示食品「紅麹コレステヘルプ」を摂取した人から、腎疾患などの症状が確認されたとして、商品の自主回収を実施しています。 小林製薬には2月上旬までに、複数人から腎疾患の症状について申告がありましたが、調査などに時間がかかり、1カ月以上経ってからの回収となりました。 小林製薬は、紅麹原料の中に「未知の成分」が入っていて、これが腎疾患の原因となった可能性を否定できないとしています。 この「未知の成分」と健康被害との関連はまだ分かっておらず、原因の特定には少なくとも1、2カ月かかるということです。 同じ紅麹原料は食品メーカーなど52社に供給されていたということで、自主回収や販売中止を発表したのは、これまでに醤油や味噌を扱う食品メーカーなど国内で少なくとも30社に上っています。
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