「現実にいたらこんな感じかも」ハードル高すぎるキャラを再現した実写版ヒロイン
美貌にうっとりしているとギャップに衝撃受けるかも?
人気マンガの実写化では、ビジュアルの再現だけでなく、キャラクター性を際立たせる演技も求められます。なかには、あまりにも「マンガ的」でハードルが高いヒロインを違和感なく再現して絶賛されたキャストもいました。 【画像】え…っ?「演じられる人がいるとは思ってなかった」こちらが齋藤飛鳥さん演じる実写『【推しの子】』星野アイです ●『【推しの子】』星野アイ 演:齋藤飛鳥 2024年11月よりAmazon Prime Videoで配信が始まったドラマ『【推しの子】』(原作:赤坂アカ/作画:横槍メンゴ)は、伝説的アイドル「星野アイ」の子供に転生した「アクア(演:櫻井海音)」と「ルビー(演:齊藤なぎさ)」が、芸能活動をしながら母が殺されてしまった事件の真相を追う物語です。アイは、天性の輝きを放つアイドルで、ストーカーに殺害され序盤で退場しますが、物語のキーパーソンとして強烈な存在感を残します。 そのアイを演じたのは、アイドルグループ乃木坂46で活躍していた齋藤飛鳥さんで、ビジュアルやパフォーマンスも込みで、アイのカリスマ性や抱えた闇を見事に再現しました。12月20日から公開中の完結編となる映画『推しの子 -The Final act-』では、アイドルデビューする前や妊娠期の場面の星野アイも演じています。 「透き通った声でひょうひょうと虚(うつろ)に話す感じとか、全てを見ていながらどこも見ていない瞳の雰囲気とか、星野アイが現実にいたらこういう人なのかなって思った」「時折見せる目の光が全くなく、心に欠落を抱えていることがにじみ出る表情が好き」「死に際の『愛してる……』の後の『あぁやっと言えた』で涙流せるのすごすぎ」「命が尽きたと同時に瞳の輝きが消えるシーンもリアルに再現してて鳥肌立った」と、アイの性格や、いちばんの見せ場ともいえる死に際の場面の演技も絶賛されています。 ●『センセイ君主』佐丸あゆは 演:浜辺美波 2018年公開の映画『センセイ君主』(原作:幸田もも子)は、恋に恋する元気な女子高生「佐丸あゆは」と、ひねくれ者の数学教師「弘光由貴(演:竹内涼真)」が恋愛バトルを繰り広げるラブコメディです。あゆはは、ひょんなことから弘光に恋心を抱き、超巨乳を装って誘惑を試みるなど、全力アタックを仕掛けます。 いかにもマンガ的な猪突猛進の性格のあゆはを演じた浜辺さんには、「かわいすぎるのに、イメージとのギャップが天才的」「本人と気付かないくらいの顔芸や、ひとりで突っ走る言動すべてが面白い」など、振り切れた演技が高く評価されました。 浜辺さんは2017年の映画『君の膵臓をたべたい』では余命わずかなヒロインをはかなげに演じていたため、ギャグ要素たっぷりのあゆはとのギャップに驚いた人も多かったようです。 ●『キングダム』楊端和 演:長澤まさみ 中国春秋戦国時代が舞台の人気マンガを実写化した『キングダム』(原作:原泰久)は、2019年に映画1作目が公開され、その後4作目までいずれも大ヒットを記録しています。実写シリーズは各キャストの再現度の高さも話題となり、とりわけ長澤まさみさん演じる「楊端和(ようたんわ)」は、観客の目を引きました。彼女は、圧倒的な美貌と屈強で凶暴な部下たちを従える武力、カリスマ性を持ち合わせる山民族の女王です。 多彩な役柄を演じてきた長澤さんは、絶世の美女と謳われるビジュアルだけでなく、凛とした眼差しや毅然とした表情で、気高く強い原作の楊端和を再現しました。「女性らしいしなやかさと、王としての威厳が融合して圧倒された」など、演技の面でも二刀流を駆使した戦闘スタイルで敵をなぎ倒していくアクションも迫力満載でも高く評価されています。2作目以降は、長澤さんの出番が少ないことに苦言が出るほど人気の役となりました。
LUIS FIELD