関西テレビ

【大阪中之島美術館 館長 菅谷富夫さん】「いや、これは1980～90年代にかけて、ここから千里（吹田市）の方へ移転するんです。それで取り壊しになって、その後にこの美術館が建っています」 大阪中之島美術館は、写真に写っている大阪帝国大学（現・大阪大学）の跡地に建てられていました。

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【大阪中之島美術館 館長 菅谷富夫さん】「ですから、（19）90年初めくらいに私が大阪に来た時は、いくつか部分的にはちょっと残っていたような気がしますね。これが医学部で、南が今の（大阪市立）科学館が立っていたり、国立国際美術館がある辺りには、大阪大学の理学部がありましたから、理学部は1930年代、戦前ですね。戦前にはノーベル（物理学）賞の湯川秀樹先生が当時ここの助教授として研究されていたんです」 【兵動さん】「え！湯川秀樹さんおったんですか！？」 【大阪中之島美術館 館長 菅谷富夫さん】「この辺歩いてました。見たわけじゃないですけどね」 【兵動さん】「歩いてるでしょうね。きんつばも食べたんかな？『湯川先生、3時（のおやつ）ですよ』って。その甘みでノーベル賞を取ったのかもしれない」

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【大阪中之島美術館 館長 菅谷富夫さん】「こちらの医学部にも当然、日本の医学界を代表するような方が出ているんですけども、変わったところでは、例えば手塚治虫。あの方は医者でもありましたから、勉強したのはここです」 【兵動さん】「えー！（きんつばを）食べたのかな？食べてるやろ。絶対！」 【大阪中之島美術館 館長 菅谷富夫さん】「もともとは、北浜の方に緒方洪庵の『適塾』があって、（緒方洪庵は）福沢諭吉の先生にあたる。福沢諭吉の生まれた場所というのがちょうどこの向かい側くらいに今も碑が立ってますけど、中津藩の藩邸で彼は生まれてますので。大阪生まれだったんです。そういう医学の伝統の地ですから、この周辺には『関電（関西電力）病院』があったり、『住友病院』があったり、いくつも大きな病院がありますよね、この辺」