「いつかは入ってくれる」の“自己暗示” 19歳・中村心が浮上
◇国内女子◇最終プロテスト 3日目(31日)◇大洗GC (茨城)◇6602yd(パー72) 【画像】原英莉花と堀琴音が元気いっぱいのピース! 19歳の中村心にとっては2回目のプロテスト挑戦。2023年のメジャー「日本女子オープン」でアマチュアトップの14位、同年の「日本ジュニア」で優勝と華々しい実績を持つが、昨年のプロテストは最終まで進むが合格ラインに7打届かず一発合格とはいかなかった。 ことしは指導を仰ぐ、通算48勝の男子プロ中嶋常幸さんに「緊張を楽しんでこい」と送り出されるが、やはり緊張からか初日、2日目はパットに苦しめられた。合格ライン上の2オーバー16位で折り返した。 迎えた3日目は「今日も入らない日か…」と序盤にパットに苦戦する。だが、「いつかは入ってくれる」と“自己暗示”をかけて前半7番(パー5)で8mのバーディパットを沈め勢いに乗った。 「ショットは自信があった」と9番は1m、10番(パー5)は5m、11番と12番が3mにつけて4連続バーディを奪った。16番(パー3)でもスコアを伸ばし、6バーディ、ノーボギーのベストスコア「66」で通算4アンダー5位で終えた。 トップ合格者には2024年ファイナルQT(11月26日~ 静岡・葛城ゴルフ倶楽部 宇刈C)の出場資格が付与される。19歳は「1位を狙っていきたい」と4打差逆転へ意気込んだ。(茨城県大洗町/松島流星)