7億円の差でソト逃す…ヤ軍指揮官が落胆「戻ってきて欲しかった」 大荒れファンには理解
ブーン監督がメッツ入りが報じられたソトに言及
ヤンキースのアーロン・ブーン監督が10日(日本時間11日)、米テキサス州ダラスで行われているウインターミーティングで取材に応じ、メッツ移籍が報じられたフアン・ソト外野手について言及。「もちろん、戻ってきて欲しかった。フロントは全力を尽くしたけど、実現しなかった」と肩を落とした。 【動画】ソトが大谷翔平を挑発 試合で見せるまさかの光景 米メディアの報道によると、ソトは15年総額7億6500万ドル(約1162億円)でメッツと合意。対するヤンキースは16年総額7億6000万ドル(約1155億円)の契約を提示していたという。500万ドル(約7億円)の差で逃す形となった。 ブーン監督にはソトに関する質問が多数飛んだ。「金額が近い中で、決断の違いを生んだ要因は?」と厳しい質問も飛んだが、「わからない。フアンへの質問だ」と静かに返した。「最終的に、フアンは今の地位に立つ権利を獲得し、最善だと思う決断を下した」。同じニューヨークの球団へ移籍した26歳にエールを送った。 ソトのメッツ入りが報じられると、SNSでは一部のヤンキースファンが大荒れ。ソトのユニホームを燃やしたり、メッツの本拠地・シティフィールドの前で“Fワード”を連発したりする動画が拡散された。ブーン監督は「ニューヨークのファンは情熱的だ。そして、今年の彼の存在感を考えると、失望は理解できる」としつつも「私はソーシャルメディアがそれについて何を言っているかなど気にしない。実際にフアンは素晴らしい人物であり、明らかに素晴らしい選手でもある」と反論した。 続けて「私たちがまた素晴らしいチームを結成するという希望を阻むことはない」とも。ソトがいない中で、「今は私たちにとってチャンス。私たちの期待は、来年もチャンピオンシップで競い合えるよう、素晴らしいチームを作りあげることです」と前を向いた。
川村虎大 / Kodai Kawamura