【箱根駅伝】「力不足を認めるところから始めよう」"三冠"めざした國學院大、5年前とは意味合いが大きく変化した総合3位
練習は厳しくなる、力不足を認めるところから
選手が輪になったレース後のミーティングで、前田監督は卒業していく4年生に「箱根で得たものは、ここだけのものではなく、それぞれ(の人生)でつなげていくもの。駅伝と同じだ」と伝えた。 そして3年生以下には、静かな口調で檄(げき)を飛ばした。 「練習は厳しくなる。そうしないと青学大や駒大には勝てないから。力不足を認めるところから始めよう。平林のチームに負けないチームを作ろう」 出雲と全日本を制したことで、國學院大の力は証明した。全日本に続く初優勝に挑んだ箱根では悔しい結果に終わったものの、チーム最高順位は確保した。この経験をいかにつなげていくか。國學院大の襷は新主将・上原が引っ張る新チームに託された。
第101回箱根駅伝
1月2・3日@東京・大手町~箱根・芦ノ湖間往復の217.1km 総合優勝 青山学院大学 10時間41分19秒(大会新) 2位 駒澤大学 10時間44分07秒 3位 國學院大學 10時間50分47秒 4位 早稲田大学 10時間50分57秒 5位 中央大学 10時間52分49秒 6位 城西大学 10時間53分09秒 7位 創価大学 10時間53分35秒 8位 東京国際大学 10時間54分55秒 9位 東洋大学 10時間54分56秒 10位 帝京大学 10時間54分58秒 ------------------------------------ 11位 順天堂大学 10時間55分05秒
上原伸一