オランダ、ナダルへの「素敵なさよなら」目指す デ杯準々決勝でスペインと対戦
【AFP=時事】テニスの国別対抗戦、デビスカップの決勝トーナメントに臨むオランダが17日、準々決勝のスペイン戦と今大会限りで引退する同国のラファエル・ナダルについて、「素敵なさよなら」をしたいと話し、有終の美は飾らせないつもりでいる。 【写真特集】デビスカップ歴代優勝国、2001年以降 四大大会(グランドスラム)22勝を挙げているスペインのスーパースターのナダルは、5回目の優勝を目指す母国開催のデビスカップで、輝かしいキャリアに幕を下ろす予定となっている。 しかしオランダは、引退するナダルへの感傷や大きな後押しに惑わされるつもりはない。ポール・ハーフース監督は、19日のスペイン戦に向けた会見で、「ナダルの最後の試合になるかもしれないというのは驚くべきことだ。彼には素敵なさよならを贈りたい」とし、「これはデビスカップだ。何が起こるかわからない。もっと上を目指しているので、良いプレーをしなければならない。それに集中している」と話した。 オランダは今年、スペインの選手と多く対戦経験を積んできた。タロン・グリークスプアとウェスリー・クールホフは、敗れたもののパリ五輪の男子ダブルスでナダルとカルロス・アルカラスのペアと対戦。その後の全米オープンでは、2回戦でボティク・ファン・デ・ザンスフルプがアルカラスから金星を挙げた。 ファン・デ・ザンスフルプは「ラファが今大会で引退するということで、もちろん特別な試合になる」と話し、「本当に楽しみにしている。特別なものになるだろう。どれほどすごいことになるだろうか」と続けた。【翻訳編集】 AFPBB News