ホンダのダックスは、なぜ50年以上も愛されているのか? 今、125ccバイクがアツい!
いま「原二」が注目される理由とは?
きいた:あらためて、近ごろの“原二(原付二種)ブーム”の理由って、どこに理由があるんですか? カワニシ:やはり“コスパ”のよさと便利さでしょう。税金が安く、任意保険は自動車保険のファミリーバイク特約が使えるので、125cc以上のバイクと比べると、維持費がかなり安いんです。いっぽうで原付(50cc)に適用される30km/hの最高速度規制や2段階右折に縛られないので、一般道では自動車や普通二輪車と同じように走れる。あとタンデム(ふたり乗り)ができるのも、原二のメリットですね。 きいた:タンデムできるのはいいですね! シートが大きくてフラットだから、ふたり乗りしやすそうですよね。若いカップルが乗っていてもカワイイし、親子タンデムっていうのも憧れます。あ、僕と父とじゃちょっともう、ムリだけど……(笑)。 カワニシ:初代ダックスは“オモチャ”的な可愛さというか、デフォルメ感のあるサイズが魅力だったんだけど、ダックス125は車体もシートも大きいので、ポジションの自由度が高いんです。身長178cmのきいた君が乗っても、窮屈ではないでしょ? きいた:そうなんですよね。クラッチ操作がなくてすごくイージーなんだけど、乗ってる感覚はしっかりと“バイク”してる。でも、見た目はやっぱりダックスなんですよ。初代を知ってる人でもきっと「お、ダックス!」と、思える。そこが絶妙だなぁ、と、思いました。 カワニシ:ホンダは「スーパーカブ」をはじめ、「モンキー」、「ハンターカブ」、このダックスなど、おなじエンジンや共通のコンポーネンツを使って、いくつものモデルを作り分けているんです。でもそれぞれしっかり作り込まれているので、安易な“着せ替え”という感じはしない。乗るとそれぞれに個性的なんです。 きいた:いま125ccクラスの“原二”が人気なのがよく分かったし、初代ダックス・オーナーとしても、このダックス125がめちゃくちゃ欲しくなりました!