ホンダのダックスは、なぜ50年以上も愛されているのか? 今、125ccバイクがアツい!
今、125ccクラスのバイクが売れている。“原付二種”というカテゴリーで、原付並の手軽さとコストパフォーマンスの高さが魅力だ。いっぽう走りは小型二輪と遜色ない俊敏さで、その “いいとこ取り”が人気の理由。バイク好き俳優・駒木根葵汰(こまぎね・きいた)と元バイク雑誌編集長・カワニシが注目の125ccモデルにイッキ試乗し、その魅力を確かめる。まずはホンダの「ダックス125」から。 【写真を見る】最新のダックス125に迫る!(14枚)
「クルマに積めるバイク」で登場した初代ダックス
河西啓介(以下、カワニシ):駒木根さん、はじめまして。“葵汰(きいた)”とはキャッチーな名前! きいた君と呼ばせてください。 駒木根葵汰(以下、きいた):はい、ぜひ“きいた”で! 僕の地元は茨城県で、田舎だったんです。高校もバイク通学がOKでしたし、16歳になったら「バイクの免許を取る」というのが当たり前でした。 カワニシ:きいた君は、どんなバイクに乗っていたんですか? きいた:ホンダの「フォルツァ」です。足がわりに使っていたので、荷物も積めて便利な250ccのビッグスクーターを選びました。二輪免許はMT(マニュアル)で取ったので、変速ギア付きのスポーツバイクにも乗ってみたかったんですけどね。 カワニシ:近ごろ注目されている125ccバイクにぜひ乗ってみてください。まずはホンダ・ダックス125です。ダックスの初代モデルは50年以上前、1969年に発売された、クルマに積めるコンパクトさが売りの原付レジャーバイクだったんです。 きいた:知ってますよ!実は父がバイク好きで、僕が二輪免許を取ったのをきっかけに、「ふたりで共用のバイクを買おう」ということになり、旧いダックスを買ったんです。自分たちで直しながら乗っていたんですが、めちゃくちゃ遅かったです(笑)。 カワニシ:おお、初代ダックスに! このダックス125は、2022年に同じ名前で復活したモデルなんです。初代に比べ車体や排気量は大きくなっていますが、T字型のバックボーンフレームをはじめ、デザインはしっかり初代を踏襲しています。そのレトロ感も受けて、初代を知る世代だけでなく、若いライダーからも人気がありますね。さっそく乗ってみましょう!