日本の「ご当地グルメ」が好きと語る「イギリス人男性」が「鹿児島の伝統食品」を初めて食べて放った言葉
訪日観光客数は過去最多を記録
日本政府観光局(JNTO)は2024年9月18日、8月の訪日外客数が293万3000人に達したと発表した(推計値)。この数字は、前年同月と比べて36.0%の増加、さらにコロナ禍前の2019年同月と比較しても16.4%上回っていて、今年に入ってからは2月以降7か月連続で各月の過去最高記録を更新中だ。 【マンガ】カナダ人が「日本のトンカツ」を食べて唖然…震えるほど感動して発した一言 インバウンド需要で盛り上がるなか、日本食YouTubeチャンネル「MomokaJapan」が注目を集めている。2017年の開設以来、チャンネルは成長を続け、2024年10月現在チャンネル登録者数91万人を超えている。チャンネルの特徴は、街で出会った外国人観光客や日本で暮らす外国人と一緒に日本食を楽しむというシンプルな企画だ。運営者のMomokaさんは撮影時に「仕込みなし」「台本なし」「一発撮り」をモットーとしており、動画の内容に大げさなところも魅力のひとつ。 また、英語が堪能なMomokaさんの温かいホスピタリティと外国人ゲストとのやりとりは視聴者の癒しとなっている。外国人ゲストの反応は想像通りなこともあれば時に意外なこともあり、日本人にとって当たり前な日本食や文化を通じて、視聴者自身も新たな発見や気づきを得ているようだ。 この記事では、「初めて食べる日本食にお箸が止まらない!」という動画を紹介する。
日本での生活は8年目のイギリス出身通訳者
この動画の中でMomokaさんのインタビューを受けたのは、来日して8年目になるイギリス出身のマックスさん。日本ではフリーランスとして通訳の仕事をしているそうで、そのためもあってか、コメント欄では「この方の英語の喋り方、映画みたい かっこええ…」「なんかナレーションをして欲しくなる声音してる(笑) めっちゃ良い声」「英語のリスニングこの人にして欲しいまじで聞き取りやすい」「マックスさん早口だけど発音がとても綺麗で大変聞き取りやすい」など声や話し方に注目する声が多かった。 今回Momokaさんが紹介するのは、鹿児島の料理。代々木にある居酒屋「本家かのや」は、座席がこたつになっていて、ちゃんちゃんこも着ることができる。マックスさんはさっそくピンクのちゃんちゃんこを選んで羽織った。 マックスさんが日本で暮らすようになったきっかけは、大学の専攻が日本語だったことにあるという。高校生のころから外国語を勉強したくて、留学したい気持ちもあったマックスさん。スペイン語やフランス語は試験が難しくて断念し、試験もなく簡単に入れる日本語を選んだのが出会いだったそうだ。もともと日本に興味があったわけではなく、「海外に留学してみたい」という目的があって、条件から選んだのが日本語だったわけだが、「気がついたら8年も日本にいる」とマックスさんは笑う。はじまりは偶然のようなものだったが、今では8年住んでいる日本が大好きだというマックスさん。「あのとき日本語を専攻してよかった」と振り返る。 実は、偶然にもマックスさんが日本ではじめて来た場所が代々木だったという。「2回も留年した悪い生徒だった」らしいマックスさんがやっと合格して日本に留学したとき、「思いこがれた留学先に感動し、すべてが新しく感じて嬉しかったことを今でも覚えている」「日本での留学体験は想像を超えて楽しかった」そうだ。