秋の夜長にピッタリ!Steam配信中の「和風ホラーゲーム」5選―伊藤潤二から昭和レトロな恐怖まで…厳選ピックアップ【特集】
そんなゆるい見た目とは裏腹に、1995年の地下鉄サリン事件やバブル経済を下敷きに怪談めいた物語が進んでいくのが、平成と共に過ごした筆者の心にグッと刺さるものがあり、夢中になってプレイしました。
適度な難易度の謎解き、ステルスや追いかけっこなどのアクション、章立てに分かれたストーリー形式などゲームとしても純粋に面白く、現在は日本語ローカライズもされているので是非体験してもらいたい作品です。
タイトル:『黒森町綺譚(Tales of the Black Forest)』
対応機種:PC(Steam)
発売日:2019年9月26日
価格:470円
◆概要
本作は、三人称視点のホラーアクションシューター。ゲームクリエイター兼Vtuberとしても活動する霧笛ノト氏が手掛けています。
プレイヤーは「公認除霊師」の主人公・白石瑞希となって、□違法幽霊□を銃火器で駆逐しながら悪霊に占拠された集落・奈良県賽河村の謎の真相に迫ります。
執筆時点でのSteamレビューは802件中86%が支持する「非常に好評」ステータスを獲得しています。
◆特徴
本作の見所は、そのブッ飛んだ設定の数々。「幽霊に思いっきりやり返せる!」をコンセプトに、銃火器、ステゴロ、墓石などプレイヤーが使用可能な武器はナンデモありで、バラエティ豊かな「違法幽霊」たちと死闘を繰り広げていきます。
そして主人公の白石を始めとする個性的すぎるキャラ同士の掛け合いも、笑いを誘うブラックジョークや、心に刺さるようなセリフが全編を通して散りばめられていて非常に痛快です。
一方でストーリーは、ゲームが進むにつれて次第に重くなっていき、いつまでも「笑って」はいられない展開になって来ます。その涙と笑いのバランスが取れた重厚なシナリオは、とても満足度の高いものでした。普通のホラーに飽きたプレイヤーは、是非この素晴らしい除霊物語を体験してみてください。
タイトル:『近畿霊務局』
対応機種:PC(Steam)