元世界王者・輪島功一氏の孫、磯谷大心がユース王座獲得「初めてベルトを取った時は腰に」
<プロボクシング:ダイヤモンドグローブ>◇10日◇東京・後楽園ホール 元WBA、WBC世界スーパーウエルター級王者の輪島功一氏(81)の孫・磯谷大心(23=輪島功一スポーツ)が「初タイトル」を獲得した。 加藤大河(21=DANGAN越谷)との日本ユース・ウエルター級王座決定戦に臨み、2-0(76-76、77-75、78-74)の判定勝利。ユース王座ベルトを手ににした。磯谷のプロ戦績は8勝(5KO)3敗となった。 祖父功一氏が見守る中、リング上でベルトを巻いた磯谷は「素直にこのベルトを取れたこと、この勝利はうれしい。自分にとっての初めて取ったベルト。初めてベルトを取った時は腰に巻こうと思った。一歩ずつ成長してきていると思うが、課題だらけやることはたくさんある。しっかりこの結果を受け止めていきたい。家族にベルトを見せたいと思っています」と安堵(あんど)の表情を浮かべていた。 今年8月の西川宏次郎(横田スポーツ)とのウエルター級8回戦に判定勝ちし、A級(8回戦)初戦を白星で飾り、3連勝で迎えたユース王座戦だった。西川戦で痛めた両拳も10月下旬にはほぼ完治し、パンチの練習も再開。「初タイトル」奪取に向けて集中していた。