横浜DeNA 尚成 独占インタビュー「巨人戦ワクワクする」
メジャーから5年ぶりに日本球界に復帰した横浜DeNAの高橋尚成(38歳、登録名は尚成)が2日、沖縄宜野湾キャンプで、THE PAGEの単独インタビューに応じて、日本球界復帰の裏にあった重大な決意と、古巣・巨人への思いなどを語った。午前中は雨にたたられた、キャンプ2日目のこの日、尚成はブルペンに入らなかった。遠投を含めたキャッチボール、連携プレー、ダッシュ、ランニングなどの後にはトレーニングルームにこもってバランスボールなどを使って体幹などを鍛えた。背番号「47」からジャージ姿に着替えた尚成は、いつもの笑顔で熱く話始めた。 横浜スタジアムに球場改修構想 投手力の逆転を補う秘策 ――いきなりノースローでした。 「もう年ですから(笑)。年齢のことは気にしたくはないんですが、4月で39歳になる男が20歳と同じペースではできません。頭を使って工夫をしながらプライドを持って自分のペースでやっていきます。飛ばしすぎてパンクすれば、一から始めることになってチームに迷惑をかけます。でも怪我を怖がって“守り”に入るだけでも駄目。しっかりと追い込む“攻め”と“守り”の加減をうまく取りながら、右肩上がりで調整していくつもりです」 ■日本復帰 野球はやりやすい環境 ――肩を消耗品と考えるメジャー式の調整法を日本でも実行しますか? 「アメリカのキャンプでは球数制限があったけれど、キャンプインの時期が遅いじゃないですか? キャンプインまでに、今のメニューよりキツイ内容のトレーニングをして乗り込んだし、その間にしっかりと投げ込んでいたんです。そのペースでやります」 ――確かにメジャーのバッテリーキャンプは、早くとも2月中旬にスタートですね。日本のキャンプの第3クールまでは、ここ4年間の自主トレの期間と同じというわけですね。5年ぶりの日本球界復帰に戸惑いはありますか? 「言葉や文化の違いでアメリカに行くときは不安が大きかったのですが、ホームに帰ってやる野球ですから、言葉の心配もなく(笑)、僕が年いっているもので周囲から気も使ってもらっているし、野球のやりやすい環境ですね」