横浜DeNA 尚成 独占インタビュー「巨人戦ワクワクする」
■開幕1軍が目標 そこからスタート ――日本復帰シーズンの目標とする数字をまだ口にされていません。 「そうですね。昔は、よく何勝!だなんて口にしていたんですが(笑)、今は、まずチーム内の競争に勝ってロースター(開幕1軍)に入ることが大事なんです。そこからスタートして自分でオンライン表を作って、そこにのっかっていければいいと考えています」 ――チームは先発の一人として計算しています。言ってみればメジャー契約のはずですが、尚成さん自身は、マイナー契約から勝ち上がる気構えなんですね。 「まだベイスターズで地位を確立できていません。1日、1日を大切にしながら競争に勝たねばならないと思っています。ただ自信があるから横浜にお世話になり野球を続けるという選択をしました。先発として長いイニングを投げることはできると思っています」 ――100球をメドに長いシーズンのローテーションを守ることを意識しますか? 「いえ、120球でも150球でも投げれるところまで投げてやれと思っています。先発としてゲームを作る責任がある以上、クオリティスタート(6回以上、3失点)には、こだわりたいですが、年間200イニングという数字には、果たして意味があるのかな?と疑問なんです。そこに届かなくとも、クライマックスシリーズに進出して、何イニングかをプラスした方に意味があると思います。チームが優勝するために、これだけ投げてくれと、言われたものに答えるのが、僕の仕事なんだと理解しています」 ■アメリカで気になっていたジャイアンツの動向 ――この4年間、日本の野球は見ることはできましたか? 「ほとんど見ていません(笑)。アメリカの自宅では、NHKなど日本のテレビを見れるようにしていましたが、ダイジェストやニュースで見る程度。後は新聞からの情報くらいですね。でも、アメリカにいるときは、やはりジャイアンツのことは気になっていました。可愛がっていた後輩や、一緒にプレーした人が何人もいたので」