福岡県・服部誠太郎知事が再選目指し立候補する意向…来週にも会見し正式表明へ
福岡県の服部誠太郎知事(70)が、任期満了に伴う県知事選(来年3月6日告示、23日投開票)に再選を目指して立候補する意向を固めたことが21日、わかった。支援者らに伝えており、来週にも記者会見を開き、正式に表明する。 【写真】福岡県庁
服部氏は北九州市出身。県財政課長や福祉労働部長などを歴任し、小川洋・前知事(2021年11月に死去)時代に約9年半にわたり、副知事を務めた。
小川氏の病気療養による辞職に伴って行われた2021年4月の前回選で、自民党県議団など主要会派から要請を受ける形で出馬した。自民、立憲民主、公明、社民各党の推薦や、県農政連、連合福岡など多くの団体の後押しを受けて初当選。同県で初めて県職員出身の知事となった。
就任直後はコロナ禍での病床確保や事業者支援に注力した。「世界から選ばれる福岡」を掲げ、半導体や水素、自動車などの分野で企業誘致や人材育成に取り組み、人と動物の健康、環境保全を一体的に考える「ワンヘルス」を推進。福岡市と共同で国に提案した「金融・資産運用特区」の指定も受けた。
これまでに同知事選に立候補表明した人はいない。