井上尚弥の対戦候補・ピカソが悶絶KO勝利、”ネリの仇”とリベンジに燃える
12月15日(日本時間)メキシコで行われたプロボクシング[スーパーバンタム級10回戦]では、WBC同級1位のアラン・ピカソ(24-メキシコ)が、3R 左ボディで悶絶KO勝利。ピカソは来年4月の井上尚弥の挑戦者とも報じられており、”前哨戦”をクリアした。 以前ピカソは、同胞ルイス・ネリを抱きかかえ、井上に復讐を誓う画像をアップ、念願の試合に向け燃えている。 【フォト・動画】ピカソが”一撃”悶絶KO勝利!井上を挑発する画像も ピカソは29勝(16KO)1分の技巧派で、甘いマスクでも人気のボクサー。”文武両道ファイター”として、メキシコの最高学府で科学や生物学も納めるインテリだ。 前戦は8月、WBCの井上尚弥への挑戦者決定戦として、アザト・ホバニシャン(アルメニア)に判定勝利している。24年は今回で5試合目というハイペースさだ。 近日にはトップランク関係者が「井上尚弥と交渉中」と語っており、来年4月にラスベガスで両者がタイトルマッチを行うという海外報道もある。今回はそのためにも落とせない”前哨戦”となる。 今回の相手はアイザック・サッキー(29=ガーナ)、26勝(21KO)2敗2分の強打者。21年にKO負けした後はリングから離れていたが、昨年1月に復帰しドロー、今年5月には1RKO勝利し再起している。 試合は、サウスポーの相手に対し、ピカソが長いワンツーから接近してはボディと主導権を握る。常に先手を取っては前進し、アグレッシブだ。 3R、残り1分となった所でピカソがコーナーに詰め、左ボディ一撃!相手はヒザから崩れ、一度は立ち上がるも、ダウンカウント中に腹を抑えて再度しゃがみ込み、もう戦えない様子だ。 ピカソが得意のボディで鮮烈なKO勝利を決めた。 海外では「この勝利で来年の井上との試合に臨む準備を整えた」と井上戦が確定的と報じるメディアが多い。 ピカソ自身、以前からSNSで数多く井上を挑発する画像やメッセージを投稿しており、10月には映画『ロッキー4』のコラージュとして、自身をロッキー、ネリを親友アポロ、井上を最恐ドラゴに見立てた画像をアップ。 ピカソが、試合に敗れボロボロの同胞・ネリを抱きかかえ、モンスター・井上を復讐に燃える目で見上げるもので、ファンには大うけしていた。 今回の試合で、ネリに代わりWBC1位となっているピカソが、井上へのアベンジ戦へ繋げたか。