住友生命の職業体験で中学生がフィールドワーク 各企業を訪問し、課題解決策など考える
住友生命保険が大阪市立天王寺中学校(同市天王寺区)で実施している職業体験プログラムで、受講する2年生約180人が同社の施設などを訪問するフィールドワークが12日、行われた。 プログラムは同社の新規事業で、生徒らが半年をかけてテーマについて考え、学びを深める。同社の取引先企業5社も参加し、生徒を6班に分けて実施。生徒らは来年2~3月、各社の事業に関係したSDGs(持続可能な開発目標)などの課題の解決策を発表する。 生徒らは9月の「入社式」をスタートとして、これまでに各企業が抱える課題の解決策について議論し、考えをシートにまとめるなどしてきた。 この日は、6班が各企業の拠点や関係先を訪問し、「フィットネス機器の販売促進ツールを作ろう」「市民がもっと健康になるアイデアを考えよう」などのテーマに基づき、各社の社員から事業の説明を受けたり事業の一部を体験したりした。 参加した女子生徒(14)は「将来の進路や仕事を考えるとき、学んだことを生かせたら」と話した。(井上浩平)