ことし11月のアメリカ大統領選挙に向け、バイデン大統領とトランプ前大統領による初めてのテレビ討論会が開かれました。中継です。 討論会の冒頭、2人は握手もせず、目線もあわせず、演台に立ちました。お互いに相手を「史上最悪の大統領」と言い合うなど、激しい論戦となっています。 大統領選の争点として注目される移民問題をめぐっては、トランプ氏が「移民を早く追い出さないといけない」「世界中のテロリストがアメリカに押し寄せている。この男はそれを放置した」などと、移民に寛容な姿勢を取ってきたバイデン氏を非難しました。 バイデン大統領は「全く裏付けるデータがない。トランプ氏は完全に嘘をついている」などと反論しました。 一方、ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、トランプ氏は大統領に就任する前に「プーチン大統領とゼレンスキー大統領の争いに決着をつける」と述べ、ロシアとウクライナを停戦させる考えを示しました。 トランプ氏は終始、強い口調で持論を展開した一方、バイデン氏はトランプ氏の発言に度々驚きや怒りのような表情を見せる場面が目立ちました。