【暮らしやすい「間取り図」大図鑑】1LDKのリノベマンションは家事を同時進行できる便利な間取り
This layout makes it really convenient for…!:動線、部屋割り、空間使い…暮らしやすさのカギはここにあり みんなの「間取り図」大図鑑
リノベや家具の配置替えなどで、家事の時短や子どものプライベート空間を叶えた間取りをご紹介。同じ広さでも、自分たちの暮らしに合う工夫で、暮らしの満足度はぐっと上がります。間取り図って、見ているだけでワクワクしませんか?
キッチンとランドリーを一直線に。大半の家事を同時進行できる間取り
【リノベマンション】 ・65m2/1LDK ・妻、夫、長男8歳、次男6歳 ①直線上で料理、洗濯、お風呂・トイレの掃除ができる家事動線 ②振り向けば配膳、片づけができる好配置のテーブル ③家族の洋服類と季節ものの家電などを天井までびしっと収納 ④昼間は子どもがのびのび、夜は家族の寝室に ⑤右に進むと家事ストリート、左に進めばリビングへ
●本多さおりさん SAORI HONDA 整理収納コンサルタント 「生活重視、ラク優先」を軸に整理収納を提案。2019年に中古マンションを購入し、フルリノベ。設計はポーラスターデザイン一級建築事務所 整理収納のプロとして大活躍の本多さん。マイホームは自ら間取りを考案、と思いきや、意外にも依頼した建築家、長澤徹さんの提案だったそう。 「私は家事がしやすいこと、廊下はいらないので、広々した空間にしてほしいことをお願いしました。それで提案してくれたのがこの間取り。驚いたのは家の中心にトイレと浴室、ファミリークローゼットがあること。自分では思いつかない発想に感激でした」(本多さおりさん) 玄関から右に進むと洗面所、トイレ、ランドリーコーナー、キッチンを抜けてダイニングへ。家事のメインストリートです。左に進むと、すぐにリビングにアクセスできるというつくり。 「行き止まりがなく、どこにいても奥に続いているように見えるので、広くはないけれど、窮屈さがないんです。そして何より、家事動線が素晴らしい。調理や洗濯、掃除、そして片づけなど、いくつもの家事を、ほぼ1カ所で同時進行できるんです。調理中、子どもに呼ばれても、この間取りなら子どものもとへ最短ルートで駆けつけられます。間取りに家事を助けてもらうのがテーマでしたが、5年住んだ今、想像以上に助けられていることを実感しています」(本多さおりさん)