ビットコインレイヤー2のGOATネットワーク、DOGEのステーキングを開始
ビットコインのレイヤー2ネットワークであるGOATネットワーク(GOAT Network)は、まもなくドージコイン(DOGE)保有者がトークンを担保にBTCで固定利回りを獲得できるようにする予定だ。また、ユーザーがDOGE保有で「さらに大きな報酬」を得られるように、ミームコインベースの金融アプリケーションを追加する計画もある。 GOATネットワークは、メインネットがまだリリースされていないが、これまではユーザーがBTCをロックして、ステーキングと呼ばれるプロセスでネットワーク報酬を得られるようにしていた。ネットワークのエコシステムが構築されれば、ビットコイン保有者は、資産の所有権を放棄することなく、貸付や取引などのさまざまな分散型金融(DeFi)に参加できるようになる。 DOGEの価格は、イーロン・マスク(Elon Musk)氏関連の取引と、非政府機関である政府効率化局(D.O.G.E.)のバイラル性により、過去30日間で2倍以上に上昇した。 GOATネットワークチームは、その「長く、多彩で、大成功を収めた歴史」に加えて、「コミュニティの雰囲気が強く、今では D.O.G.E. というアメリカ政府機関がドージコインにちなんで名付けられている」ことと、コインが「次の段階に進む準備ができている」ことからドージコインを選んだと述べた。 「これにより、ドージコインの投資家は、時期が来る前にDOGEを紙幣のように扱うことなく、暗号資産(仮想通貨)のボラティリティを乗り切ることができ、その過程で、現在では企業、機関投資家、国家によって採用されているデジタルゴールドを獲得することができる」と、チームはCoinDeskに提供したリリースで述べた。「つまり、急速に成長するエコシステムにドージコインを追加することで、GOATネットワークは『人々のコインの故郷』としての地位を確立している」。 ビットコインDeFiは、過去数カ月間、さまざまなきっかけで急上昇している。わずか1カ月前、この分野で総預かり資産(TVL)は9億ドル(約1350億円、1ドル=150円換算)ほどだったが、DefiLlamaのデータによると、現在は40億ドル(約6000億円)を超えている。 GOAT ネットワークは、取引がメインのブロックチェーンに送信されて最終処理が行われる前に、取引がソートされグループ化されるシステム(シーケンサーと呼ばれる)を使用している。このシステムでノードを稼働させるには、少なくとも100BTCをロックする必要がある。しかし、保有量が少ない場合でも、自分の資産をシーケンサーにリンクしてネットワークの稼働を助け、利回りを稼ぐことができる。 |翻訳:CoinDesk JAPAN|編集:井上俊彦|画像:Shutterstock|原文:Looking to Earn More on Dogecoin? This Bitcoin Layer-2 Will Use DOGE for Yields
CoinDesk Japan 編集部