相続放棄の無料相談先5選 それぞれの特徴から活用法まで解説
3. 相続放棄の無料相談先の探し方
3-1. 「弁護士 相続放棄」などで検索してみる 相続放棄の無料相談先は、Googleなどの検索エンジンで「市町村名 弁護士 相続放棄」などと検索することで見つけることができます。大手であれば、全国対応している事務所もあります。事務所のサイトを見る際には、無料相談に対応しているかを確認しましょう。
4. 無料相談を有効活用するための必要な準備
4-1. 現状や相談したい内容を明確にしておく 実際に無料相談をする際には、相談時間を有効活用するために、相談に至った経緯や現状、相談したい内容を具体的にまとめておくとよいでしょう。 ・そもそも相続放棄をすべきか迷っている ・相続放棄の手続きについて知りたい ・どのくらいの費用がかかるのか など また、亡くなった日、亡くなった人との関係、遺産の内容、具体的に質問したい内容なども事前に整理しておきましょう。 4-2. 家系図や財産目録を用意しておく また、必要書類が揃っている方が相談はよりスムーズに進みます。 具体的には、相続人が分かる家系図や、相続放棄をすべきかどうかの判断に必要な被相続人(亡くなった人)の「プラスの財産・マイナスの財産」が全て記載された財産目録も準備しておきましょう。 遺産に関する全ての記録がないと、相続放棄すべきかの判断ができなくなるためです。
5. 相続放棄に関する無料相談の事例
5-1. パターン①:亡くなった人に借金があるため相続放棄しようか悩んでいる 相続放棄に関する相談事例でよくあるのが「亡くなった人の財産には、自宅の土地・建物や預貯金などのプラスの財産がある一方で、数千万円の借金があるため、相続した方がよいのか、それとも相続放棄した方がよいのか悩ましい」というケースです。 このようなケースでは、専門家に無料相談をすることで、相続財産の全体からみて相続放棄をすべきかどうかについてのアドバイスをもらえます。また、相続放棄の期限である「相続の開始があったことを知った時から3カ月以内」(熟慮期間)の満了が迫っている場合には、熟慮期間の伸長の申立てをすべきであるといった助言を受けることができます。 仮に相続するとしても、債権者が金融機関ではなく個人の方である場合には、弁護士に交渉を依頼することで債務の減額に成功することもあります。 5-2. パターン②:共同相続人の一人から相続放棄をお願いされた 相続人が複数いる場合で、そのうち一人のみが被相続人と同居するなど密接な関係にあった場合には、当該相続人が他の共同相続人に対して、相続放棄を求めるケースがあります。 相続放棄を求められた相続人は、言われるがまま相続放棄した場合、後になって莫大な遺産があったことを知って、後悔することもあります。 したがって、相続放棄を求められた場合には、対応方法について専門家に無料相談をするとよいでしょう。 自分にとって不利な相続放棄を回避することができるとともに、弁護士に遺産分割協議の交渉も依頼することが可能です。