バズるコンテンツを作る4つのステップ(滝川徹 時短コンサルタント)
■他人の視点を意識しながら自由に発信してみる
最初はあまり深く考えず、自分が世の中に発信したいと思うことを自由に発信してみてください。しいて言えば、発信する時に先ほど説明した「役に立つ」あるいは「おもしろい」のいずれかの切り口が反映されているか、チェックしてみてください。 たとえばおいしいレストランに行ってきて「このレストラン、おすすめだよ!」とブログに書きたいのであれば、お店や料理の写真、料理の価格、雰囲気など、読者がほしいと思う情報を盛り込みます。そうすれば役に立つ記事を作ることができます。 「おもしろい」という観点で言えば、他人にとっておもしろいと思える内容となっているかが大事です。自分の話は自分が思ってるほど他人にとってはおもしろくない。このことを理解しておくことが大切なのです。 いわゆる「自分語り」と呼ばれる行為がありますが、これは極力やめておいたほうがいいということです。誤解していただきたくないのですが、自分の体験を話すこと自体は問題ありません。考えなければいけないのは、その体験が他人にとっておもしろいか、なのです。 たとえば世界一周をして海外で体験した話をすれば、他人は興味をもって聞いてくれるかもしれません。ほとんどの人は世界一周という経験をすることがないからです。 一方、失恋の話や会社であったつらい経験は、よっぽど壮絶な体験をしたり、珍しいケースを除けば、他人にとってはつまらないものです。友人なら興味をもって聞いてくれるかもしれません。しかし皆さんのことを全く知らない人が興味をもってくれる可能性は低いわけです。 何かを他人に伝えたい時、自分の経験談というのはたしかに大切です。説得力をもたせる効果的な情報になります。しかしうまく使えないと単なる自分語りに陥り、人からするとつまらないコンテンツになってしまうわけです。 自分語りは一つの例ですが、このように他人から見て自分のコンテンツはおもしろいのか、興味をもってもらえる内容になっているのか、冷静になって考えることが大切です。 そうしないと、「一生懸命コンテンツを作ってるのに、全然他人に興味をもってもらえない」という事態になります。 自分では良いコンテンツを作っているつもりなのに全然反響がない。そう感じるなら、他人から見ておもしろいコンテンツになっているか、今一度考えてみたほうがいいでしょう。