バズるコンテンツを作る4つのステップ(滝川徹 時短コンサルタント)
■バズるコンテンツの方程式
たくさんの人に見られるコンテンツを作るためのとっておきの秘訣があります。それは「需要ファースト」で情報発信をすることです。どういうことか。説明しましょう。 たとえば私が書いたYahoo!ニュースの記事で「『目標未達で有給取るの?』と上司から嫌味を言われたらどう返すのが正解か」というものがあります。この記事を書いたきっかけはYahoo!ニュースで話題になっていた別の記事でした。 若手社員が営業目標未達の状 況で有給休暇を申請したところ、上司から「へぇ......目標未達なのに、有給取るんだ」と発言されたというものでした。話題になるということは、単純にそれだけ世の中の人が関心をもっているテーマという ことです。であれば、そのテーマについて記事を書けば、読まれる可能性は高くなります。 実際に私が書いた記事もコメントが150近くつき、たくさんの人に読まれました。この話でお伝えしたいのは、すでに話題になっているテーマで情報発信をすれば、それだけ読まれる可能性が高くなるということです。 どんなに素晴らしいことを書いていても、残念ながら世の中の人が興味をもってる内容・テーマでなければ見られません。コンテンツを見てもらうためには、まず興味をもってもらう必要があるのです。 では興味をもってもらうためにはどうするか。その一番簡単な方法が、すでに世の中の人が興味があるテーマ、たとえばテレビやX(旧 Twitter)、Yahoo!ニュースですでに話題になっているもの──これらを題材にコンテンツを作ることなのです。
■「書きたいこと」だけではダメな理由
こうして書くと当たり前のことなのですが、昔の私はこれを実践していませんでした。自分が書きたいと思うことを書きたい。その欲求が強かった私は、頭ではわかっていても、需要ファーストで情報発信をしようとは思わなかったのです。 その結果どうなったか。自分ではいいことを書いているのに全然読まれない──そう感じて苦しむことになりました。 ただし、需要だけを考えて記事を書くという意味ではありません。たとえばAIが今話題になっているからといって、AIについて全然くわしくないのに記事を書くのは困難でしょう。こうした情報発信の仕方をしていたら、長く続けられません。 何度も言うように、情報発信は継続することを一番に考えるべきです。そのためには自分が楽しく取り組めることを意識することが大切です。ここで書いたように、需要ファーストでコンテンツを作る姿勢は大切です。しかし同時に、自分が書きたいことを書いてもいいのです。 では、どうすれば社会の需要と自分が伝えたいことを両立できるのか。先ほどの目標未達の記事を例に説明しましょう。