ChatGPTの新機能「Canvas」は仕事に活用できるのか?
2022年後半にChatGPTが発表されて以来、文章作成やコーディングなど、完成度に違いがあれど、生成AIツールを活用している人も多いでしょう。 OpenAIは、同社のモデルがコラボレーションツールとして機能することを期待しているようです。 同社は現在「Canvas」という機能を導入しており、これは本質的にはChatGPTをAI搭載のワードプロセッサーに変える機能です。
「Canvas」とは?
Canvasは、OpenAIのGPT-4oモデルをもとに構築されています。 そのため、モデル選択画面から「ChatGPT 4o with canvas」を選択することで、この機能を有効にすることができます。 OpenAIはプロンプトに応じてCanvasを自動的に起動するように構築しています。 たとえばChatGPTにブログ記事を書くよう依頼すると、Canvasが開くようになっています。(ChatGPTにCanvasを開くよう指示することもできます)。 OpenAIは以下のようにも述べています。 ChatGPTにそれほど複雑でない編集作業を依頼した場合は、Canvasが起動しないようにトレーニングしてあります。 Canvasがアクティブになると、問い合わせ内容が新しいウィンドウに表示され、Googleドキュメントやワードのようにテキストやコードが表示されます。 ここから、ほかのワードプロセッサーと同様に文章を書き続けることができます。 ユーザーはいつでも好きなときに好きなことを書き続けられるので、ChatGPTにすべての作業をさせるのが目的ではありません。 もちろん、文章がどうしても書けないときはいつでもChatGPTに助けを求めることができます。 個々の単語、文章、または段落をハイライトし、太字、イタリック体、見出しサイズなどの書式オプションにアクセスできるだけでなく「ChatGPTに質問する」をクリックして選択した内容について問い合わせることもできます。 私は文章の最後に「こんにちは」と入力し、それをハイライトしてChatGPTにその単語が適切かどうか尋ねてみることに。 ChatGPTは私に返答する代わりに、その単語を削除。そして「場違いと思われる『こんにちは』という単語を削除しました」と言いました。