『来来亭』『天下一品』『山岡家』…しょうゆ、みそ、塩、こってり系「本当にうまい」チェーン系ラーメン
■全国250店舗超を展開しているチェーンが1位
第1位は、『らあめん花月嵐』。ラーメン店の枠にとらわれず、『ゴーゴーカレー』など、多種多様な店とのコラボ商品で人気を博すチェーンで、今や全国250店舗超を展開している。 オススメは、嵐げんこつらあめん塩(840円)。 「塩ラーメンの中では珍しく、たっぷりの背脂が浮いていて、コクとうま味が凝縮したスープを堪能できます。また、具に大きなチャーシュー、煮卵、のりがのっていて、とても食べ応えがあります」(前同) そのまま食べても十分においしいが、せっかくなら、店独自のトッピングを楽しんでもらいたい。 「卓上にある、しょうゆだれを入れて、しょうゆ風に味変するのもよし。でも、定番は、激辛壺ニラもやし。通販でも買える人気商品ですが、お店で食べる際は、3皿まで無料サービスで注文できるので、ぜひ。ラーメンに入れると、ピリ辛のスタミナ系になって、おいしいですよ」(同) 食べ歩きには塩ラーメンがオススメのようだ。 さて、ラーメンの海外人気のきっかけは、九州とんこつラーメンを中心とした、“こってり系”の台頭だった。 「87年、東京都で、とんこつラーメン専門店『なんでんかんでん』が創業したのをきっかけに、とんこつブームが到来。タレや魚介だしを合わせた、濃厚系スープが急増して、それが外国人にウケました」(前出のグルメ誌ライター) そして、今や世界規模の人気となったのが、第3位の『一蘭』だ。 「60年創業の老舗チェーンで、現在はアメリカ、香港などに支店を展開しています。麺の固さからスープの濃さまでカスタマイズができて、“味集中カウンター”という一人用のカウンター席で食べる、独自のスタイルで有名になりました」(前出のはんつ氏) 天然とんこつラーメン(980円~)は、 「福岡県小郡市の九州とんこつをルーツに持ち、まろやかでコクのあるスープに、真っ赤な辛みそを載せるのが特徴。1~10まで、からさを選べて、それによってからみその量が決まります。からめを選ぶと、後を引くおいしさで、スープを飲み干してしまいます」(前同) また、一部店舗では、限定商品も提供している。 「釜煮込み焼豚の煮汁を使ってタレにした、釜だれとんこつラーメンは、濃厚なコク、香りが口いっぱいに広がって絶品ですよ」(前出の山本氏)