【パリ五輪】4日目まで世界記録ゼロのパリ競泳、原因はプール?
「記憶に残るのはタイムではない」?
今回のパリ大会では、これまでの大会に比べてタイムが低調なことも注目されている。カナダのサマー・マッキントッシュの女子400メートル個人メドレーでの記録は、自国で開催された代表選考会で出した世界新記録よりも3秒以上遅かった。同様にルーマニアのダビッド・ポポビッチは男子200メートル自由形で金メダルを獲得したが、そのタイムは2000シドニー大会以来の金メダリストとして最も遅かった。男子100メートル平泳ぎで金メダルを獲得したイタリアのニコロ・マルティネンギのタイムは、前回または前々回の大会だったらメダルを獲得できていない。 それでもパリ大会の観客たちは、競泳選手たちを応援して盛り上がっている。オーストラリアのカイル・チャーマーズ選手はAP通信に対して次のように語った。「重要なのは最初にゴールして勝つことだ。人々の記憶に残るのはタイムではない」 ナタリー・ベネガ