無料メールは「Gmail」だけじゃない!セキュリティ、容量ほかニーズ別おすすめサービス7選
Outlook:Gmailの代替として
Gmailは使いたくないけど、似たような機能を持つサービスを探している、という人には、Microsoftの「Outlook」がベストな選択肢でしょう。 Gmailと同じように、Outlookもテック系の巨大企業がバックについていますから、これからも長い年月、サービスが提供されることはほぼ確実です。 しかも、最大で15GB分のメールボックス容量が使えるのに加えて、5GBの「OneDrive」クラウドストレージが無料で付与されます。 Gmailに代わる、信頼性の高いサービスであることは間違いありません。しかしGmailと同様に、プライバシーが最優先という人にとっては、使いたいサービスではないでしょう。 長所:大手テック系企業が運営している。機能豊富で、Gmailの代替サービスとして使える。 短所:Googleと同じように、Microsoftも、ユーザーのプライバシー保護に関しては疑問がある。
Proton Mail:プライバシー重視派に
「Proton Mail」は、プライバシーに関する意識が高い人にはベストな無料メールサービスです。 無料でエイリアスを10個まで作成可能で、とりあえず使ってみるには十分な機能が揃っています。ただしメールボックス容量は1GBで、1日に送信できるメールの数は150通まで、という制限があります。 私はGmailアカウントをもう10年以上使っていますが、それでも、ストレージの使用量は1GB未満です。 ですから、Protonのメールボックス容量が1GBまでであっても、かなりの期間、上限に達しないようにやりくりして使うことは可能でしょう。 さらにProton Mailには、メール以外の機能も豊富に用意されていて、こちらもまったくお金を払うことなく使えます。こうした機能には、無料VPN(ただし、使用できるデバイスは1台限定)や、無料のパスワードマネージャーなどがあります。 Proton Mailの最大のアピールポイントは、エンドツーエンド暗号化を採用している点です。これにより、ユーザーが送るメールが傍受されることはなく、Proton Mailやサードパーティー企業に読まれることもありません。 これは非常に素晴らしいプライバシー保護機能ですが、これが有効になるのは、やりとりをしている相手がProton Mailユーザーか、もしくはほかのエンドツーエンド暗号化を採用しているメールプロバイダーを使っている人である場合だけです。 広告ベースのメールアカウントを持つ人とやりとりするときは無効になります。こちら側はすべて暗号化されて読み取れない状態になっていても、送信先が使っているメールサービスは、こちらが送ったメールの内容を簡単に読み取ることができます。 また、利用料を払ってもかまわないという場合は、「Proton Unlimited」というお得な有料版サービスがあります。こちらでは、使えるメールアドレスが増え、メールボックス容量も増量され、ダークウェブのモニタリングなどの高度なプライバシー機能も使えます。 長所:プライバシーを重視している、エンドツーエンド暗号化の採用。 短所:メールボックス容量は1GBまで。1日に送信できるメール数にも制約がある。